![]() 流体吸収性接着品
专利摘要:
医療分野において、特に創傷手当用品と共に使うために特定の有用性がある流体吸収感圧接着剤組成物及び該流体吸収接着剤を含む接着品を提供する。本接着剤組成物は、優れた流体処理能力、水蒸気透過及び皮膚接着を有する。なし 公开号:JP2011512443A 申请号:JP2010546915 申请日:2009-02-13 公开日:2011-04-21 发明作者:アン;マリー;ポール ウィボー;クリスティン ダエゼ;バベル;デイビー フォン 申请人:エイベリ・デニソン・コーポレイション; IPC主号:C09J7-02
专利说明:
[0001] (関連出願への相互参照) 本出願は、参照によってその内容全体を本明細書に引用したものとする2008年2月14日提出の米国仮特許出願第61/028,556号に対する優先権を主張する。 (発明の背景) 本発明は、医療分野において、特に創傷手当用品と共に使うために特定の有用性がある流体吸収感圧接着剤組成物及び該流体吸収接着剤を含む接着品に関する。本接着剤組成物は、優れた流体処理能力、水蒸気透過及び皮膚接着を有する。] 背景技術 [0002] 創傷の治療では、親水コロイド含有手当用品及び接着品が広く使用されている。親水コロイド含有品は吸収性が高く、高い水蒸気透過率(moisture vapor transmission rate)(MVTR)を有すると同時に、患者のために高度の可撓性と快適さが維持されるように、あまり厚すぎないことが望ましい。] 課題を解決するための手段 [0003] (発明の概要) 本発明の一実施形態では、優れた皮膚接着、通気性及び流体処理能力を有する接着性コンポジットを提供する。本コンポジットは、(i)ポリマー裏張り層;及び(ii)(a)20〜80質量%の溶剤系アクリル感圧接着剤と、(b)20〜80質量%の、150μm未満の平均粒径を有する少なくとも1種の超吸収性ポリマー又は親水コロイドとを含んでなる流体吸収接着剤層を含み、接着剤層の厚さが約40μm〜約300μmであり、かつ接着性コンポジット全体が少なくとも2000g/m2/24時間の流体処理能力及び少なくとも1100g/m2/24時間の水蒸気透過率を有する。 流体吸収接着剤層は、単一の接着膜で構成されるか又は一緒に積層された複数の接着膜で構成されうる。複数の接着膜は同一組成又は異なる組成を有しうる。] [0004] 本発明の別の実施形態では、2つの吸収層を含む多層接着性コンポジットであって、コンポジットの厚さを有意に増やすことなく、単一の接着剤層コンポジットより高い流体処理能力を有するコンポジットを提供する。該多層コンポジットは、(i)第1表面と第2表面を有するポリマー裏張り層;(ii)20〜80質量%の、150μm未満の平均粒径を有する少なくとも1種の超吸収性ポリマー又は親水コロイドを含んでなる、第1表面と第2表面を有する第1流体吸収接着剤層(ここで、該接着剤層の厚さは約40μm〜約300μmであり、かつ前記第1接着剤層の前記第1表面が前記裏張り層の前記第2表面に付着している);及び(iii)ゴム系感圧接着剤を含んでなる、第1表面と第2表面を有する第2流体吸収接着剤層(ここで、該接着剤層の厚さは少なくとも300μmであり、かつ前記第2接着剤層の前記第1表面が前記第1接着剤層の前記第2表面に付着している)を含み、かつ該接着性コンポジット全体が少なくとも4000g/m2/24時間の流体処理能力を有する。] 図面の簡単な説明 [0005] 本発明の一実施形態の接着品の略断面図である。 2つの隣接接着剤層を有し、各接着剤層が流体吸収溶剤系アクリル接着剤を含んでなる接着品の一実施形態の略断面図である。 3つの隣接接着剤層を有する接着品の一実施形態の略断面図である。 表面積が異なる2つの接着剤層を有する接着品の一実施形態の略断面図である。 表面積が異なる2つの接着剤層を有する接着品の一実施形態の略断面図である。 2つの接着剤層を有し、一方の層は薄い流体吸収溶剤系着剤層を含んでなり、他方の層はより厚い流体吸収ゴム系接着剤層を含んでなる接着品の一実施形態の略断面図である。 2つの接着剤層を有し、一方の層は薄い流体吸収溶剤系着剤層を含んでなり、他方の層はより厚い流体吸収ゴム系接着剤層を含んでなり、2つの接着剤層が異なる表面積を有する接着品の一実施形態の略断面図である。] [0006] (発明の詳細な説明) 本発明は、溶剤系アクリル接着剤と、約100μm未満の平均粒径を有する少なくとも1種の超吸収性ポリマーとを含んでなる流体吸収感圧接着剤に関する。 流体吸収接着剤を通気性ポリマー裏張り上に塗って、優れた流体処理能力を有する接着性コンポジットを提供することができる。一実施形態では、コンポジットは、(i)ポリマー裏張り層;(ii)(a)20〜80質量%の溶剤系アクリル感圧接着剤と、(b)20〜80質量%の、150μm未満の平均粒径を有する少なくとも1種の超吸収性ポリマー又は親水コロイドとを含んでなる流体吸収接着剤層を含み、接着剤層の厚さは約40μm〜300μmであり、かつ接着性コンポジット全体が少なくとも2000g/m2/24時間の流体処理能力及び少なくとも1100g/m2/24時間の水蒸気透過率を有する。一実施形態では、水蒸気透過率が少なくとも1200g/m2/24時間である。 本明細書で使用する場合、用語「流体処理能力(Fluid Handling Capacity)」は、物品が水分を吸収する能力と、その水分を環境に蒸発させる能力との複合能力を意味する。一実施形態のコンポジットの流体処理能力は、約80μm〜約300μmの接着剤層厚で少なくとも約2500g/m2/24時間、又は少なくとも約3500g/m2/24時間である。 コンポジットの静的吸収は、一実施形態では、600g/m2/24時間より大きく、又は少なくとも約700g/m2/24時間、又は少なくとも約850g/m2/24時間、又は少なくとも約1000g/m2/24時間である。] [0007] (アクリル接着剤) 溶剤系アクリル接着剤は、哺乳類の皮膚に接着することができ、かつ哺乳類に過度の刺激又は毒性をもたらすことが分かっている成分を含まないいずれの感圧接着剤であってもよい。 有用なアクリラートコポリマーは、自己架橋性であってもなくてもよく、(1)アクリル酸又はメタクリル酸のヒドロキシアルキルエステル(アルキル基は2〜4個の炭素原子を含む)、例えば2-ヒドロキシエチルアクリラート、2-ヒドロキシエチルメタクリラート、2-ヒドロキシプロピルアクリラート及び2-ヒドロキシプロピルメタクリラート;(2)アクリル酸又はメタクリル酸のアルキルエステル(エステルのアルキル基は4〜18個の炭素原子を含む)、例えばn-ブチルアクリラート又はメタクリラート、イソプロピルアクリラート又はメタクリラート、n-ヘキシルメタクリラート及び2-エチルヘキシルアクリラート;(3)α,β-不飽和モノカルボン酸又はジカルボン酸、それらの無水物及びそれらのアルキル又はアルケニルエステル(アルキル基は1〜3個の炭素原子を含み、アルケニル基は2〜5個の炭素原子を含む)、例えばアクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、マレイン酸無水物、アルキルメタクリラート及びフマル酸又はマレイン酸のジエチルエステル;(4)ビニルモノマー、例えば酢酸ビニル、アクリロニトリル、プロピオン酸ビニル、ビニルピロリドン及びスチレン;(5)アミド、アミノ及びエポキシ基から選択される官能基を含むモノマー、例えば、アクリルアミド、N-ブチルアクリルアミド、アルキルアミノアルキル及びアクリル酸又はメタクリル酸のアミノアルキル誘導体、例えばアミノ-エチルアクリラート、アミノエチルメタクリラート及び2-(ジメチルアミノ)エチルメタクリラート、グリシジルメタクリラート及びグリシジルアクリラート;(6)アクリル酸又はメタクリル酸のアルコキシアルキルエステル、例えばメトキシエチルアクリラート又はメタクリラート、ブトキシエチルアクリラート又はメタクリラート、メトキシプロピレングリコールアクリラート又はメタクリラート及びメトキシポリエチレングリコールアクリラート又はメタクリラート;及び(7)ヘキサメチレングリコールジメタクリラートから選択される少なくとも2つのモノマーから形成される。] [0008] これらのコポリマーが自己架橋しうる場合、それらは当業者が一般的に使用する当該架橋剤から選択される架橋剤、例えば、有機ペルオキシド、ポリイソシアナート、キレート又は金属、例えばチタン若しくはアルミニウム、又は金属アセチルアセトナート、例えば亜鉛、マグネシウム及びアルミニウムのアセチルアセトナートを含んでもよい。 これらの接着性アクリラートコポリマーは、約25質量%〜約55質量%のコポリマーを含む、単一有機溶剤又は数種の溶剤の混合物から成る溶剤系中の溶液の形態を取りうる。適切な溶剤の例としては、芳香族溶剤、例えばトルエン、キシレン等が挙げられる。適切な脂肪族溶剤としては、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル等のエステル;メチルエチルケトン、アセトン等のケトン;ヘプタン、ヘキサン、ペンタン等の脂肪族炭化水素が挙げられる。 接着剤組成物には、該接着剤の基本的性質に影響を及ぼさない添加物質を含めることができる。充填剤、粘着付与剤、抗酸化剤、安定剤などを配合接着剤に添加してよい。さらに、医薬的に活性な成分、例えば、抗菌剤、抗炎症剤、鎮痛剤、鎮静剤、麻酔剤、又は該接着剤の基本的性質に影響を及ぼさない他の医薬的に許容しうる化合物を医薬的に有効な量で接着剤層に含めることができる。 有用な市販の接着剤の例は、National StarchからのDURO-TAK 380-2819であり、これは酢酸エチル/イソプロパノール/ヘプタン/トルエン/ペンタンジオンの溶剤ブレンド中に40質量%の固体を含む自己架橋溶液アクリル感圧接着剤である。] [0009] (超吸収性ポリマー) 接着剤組成物で有用な超吸収性ポリマー(super absorbent polymer)(SAP)は、大量の液体、例えば水、体液(例えば、尿、血液)等を吸収できる水膨潤性のヒドロゲル形成吸収性ポリマーを含む。さらに、SAPは、このような吸収された流体を適度な圧力下で保持することができる。典型的にSAPは、水中のそれ自体の質量の何倍も、好ましくは少なくとも50倍、さらに好ましくは少なくとも100倍、最も好ましくは水中のそれ自体の質量の少なくとも150倍を吸収する。さらに、SAPは、負荷時の良い生理食塩水吸収及び高い生理食塩水吸収能力を示す。典型的にSAPは、生理食塩水中のそれ自体の質量の少なくとも10倍、好ましくは少なくとも30倍、さらに好ましくは生理食塩水中のそれ自体の質量の少なくとも50倍を吸収する。SAPが水及び/又は生理食塩水中のそれ自体の質量の何倍も吸収できるとしても、SAPはこれらの流体に溶解しない。 SAPが水及び/又は生理食塩水を吸収する能力は、SAP中に存在する架橋の度合に関係している。架橋の度合が増加すると、負荷時のSAPの総流体保持能力が増す。好ましくは架橋の度合を最適化して、吸収率と吸収量が最適な組成物を得る。好ましいSAPは、少なくとも10%、さらに好ましくは約10%〜約50%、最も好ましくは約20%〜40%架橋されている。好適なSAPの例としては、架橋及び重合したα,β-ベータエチレン性不飽和モノカルボン酸及びジカルボン酸並びに酸無水物、例えばアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸/無水物、イタコン酸、フマル酸、及びその組合せが挙げられる。] [0010] 本発明で有用な超吸収性ポリマーとしては、例えば、架橋アクリラートポリマー、ビニルアルコール-アクリラートコポリマーの架橋生成物、マレイン酸無水物とグラフト化したポリビニルアルコールの架橋生成物、アクリラート-メタクリラートコポリマーの架橋生成物、アクリル酸メチル-酢酸ビニルコポリマーの架橋した鹸化生成物、デンプンアクリラートグラフトコポリマーの架橋生成物、デンプンアクリロニトリルグラフトコポリマーの架橋した鹸化生成物、カルボキシメチルセルロースポリマーの架橋生成物及びイソブチレン-マレイン酸無水物コポリマーの架橋生成物、並びにその組合せが挙げられる。 超吸収性粒子は、好ましくは球状であり、約1マイクロメートル(μm)〜約400(μm)の平均粒径を有する。好ましくは、粒子は、約20μm〜約200μm、さらに好ましくは20μm〜150μmの平均粒径を有する。一実施形態では、粒子の粒径は150μm未満、又は100μm未満である。有用な市販の超吸収性粒子としては、例えば、商標名AQUAKEEPシリーズで入手可能なナトリウムポリアクリラート超吸収性粒子が挙げられ、例えば、商標名AQUA KEEP 1 OSH-NFで入手可能な約20μm〜約30μmの平均粒径を有する粒子、商標名AQUA KEEP 10SH-Pで入手可能な200μm〜300μmの平均粒径を有する粒子、商標名AQUA KEEP SA60Sで入手可能な320μm〜370μmの平均粒径を有する粒子、商標名AQUA KEEP SA60SX、SA55SX π及びSA 60SL IIで入手可能な350μm〜390μmの平均粒径を有する粒子、並びにSumitomo Seika Chemicals Col, Ltd.(日本国)から商標名AQUA KEEP SA60N TYPE IIで入手可能な250μm〜350μmの平均粒径を有する粒子が挙げられる。BASF, Ludwigshafen(独国)からのLuquasorb 1010及びLuquasorb 1030も利用可能な超吸収性物質である。 一実施形態では、接着剤は、約20質量%〜約80質量%の超吸収性ポリマーを含む。別の実施形態では、接着剤は、約40質量%〜約60質量%の超吸収性ポリマーを含む。] [0011] 親水コロイド: 接着剤組成物は、親水コロイドを含んでよい。親水コロイドは、最終組成物が湿った体表に接着することを可能にする。この現象は、「ウェットタック(wet tack)」と呼ばれる。1種以上の水膨潤性親水コロイドが存在してもよい。親水コロイドは直鎖状でよく、又は架橋されていてもよい。好適な親水コロイドとしては、合成親水コロイド、例えばナトリウムカルボキシメチルセルロース等、及び天然物、例えばゼラチン、ペクチン、グアーガム、ローカストビーンガム、トラガカントガム、カラヤガム、デンプン、アラビアガム、アルギン酸とそのナトリウム及び/又はカルシウム塩が挙げられる。ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタート、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、ポリヒドロキシアルキルアクリラート、ポリアクリルアミド、高分子量ポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコール等の他の合成親水コロイドも有用である。他の親水コロイドとしては、架橋又は結晶性ナトリウムカルボキシメチルセルロース、架橋デキストラン及びデンプン-アクリロニトリルグラフトコポリマーが挙げられる。 親水コロイド粒子は、好ましくは約1マイクロメートル(μm)〜約400(μm)の平均粒径を有する。好ましくは粒子は約20μm〜約200μm、さらに好ましくは20μm〜150μmの平均粒径を有する。一実施形態では、粒子の粒径が150μm未満、又は100μm未満である。] [0012] 裏張り: 裏張り層は、水蒸気を透過できる薄いポリマー弾性又は可撓性膜で作られる。膜は液体及び/又は細菌非透過性でありうる。裏張り層は、ポリウレタン、弾性ポリエステル、ポリウレタンとポリエステルのブレンド、ポリ塩化ビニル、ポリエーテル-アミドブロックコポリマー及び多孔性ポリエチレンを含みうる。一実施形態では、裏張りはポリウレタン膜である。 好適な裏張り層は薄く、良い順応性を有する。一実施形態では、裏張りの厚さは約10μm〜約75μm、又は約15μm〜約45μm、又は約20μm〜約30μmの範囲である。裏張り層のみの水蒸気透過率(MVTR)は、38℃で約1500〜約14600g/m2/24時間、又は約2500〜約3000g/m2/24時間の範囲内である。] [0013] 剥離ライナー: 一実施形態では、接着品は、使用前には適所に保持され、使用者の皮膚に適用する直前に除去される剥離-コート(coated)ライナーを皮膚接触側面上に含む。この剥離-コートライナーは、接着品の皮膚接触側面の感圧接着剤と適合しうる技術上周知のいずれの剥離-コートライナーであってもよい。 図1は、本発明の一実施形態の皮膚接触接着品10の略断面図である。接着品10は、通気性裏張り層12、裏張り層に付着した接着剤層14、及び接着剤層に除去可能に付着した任意の剥離ライナー18を含む。使用前に、剥離ライナー18が存在する場合はそれを除去して接着剤層14を使用者の皮膚に適用できるようにする。接着剤層14は、溶剤系アクリル接着剤を含み、その中に少なくとも1種の超吸収ポリマーが分散している。接着剤層14の厚さは約40〜約200μmの範囲であってよい。一実施形態では、接着剤層の厚さが約200μm未満、又は約60〜約150μmの範囲内である。溶剤系接着剤では、約200μmを超えるコート量は、コートされた接着剤の乾燥後に残留溶剤が望ましくなく高いレベルとなりうる。] [0014] 図2は、本発明の別の実施形態の皮膚接触接着品20の略断面図である。接着品20は、通気性裏張り層22、裏張り層に付着した第1接着剤層24、第1接着剤層に付着した第2接着剤層26及び第2接着剤層26に除去可能に付着した任意の剥離ライナー28を含む。使用前に、剥離ライナー28が存在する場合はそれを除去して接着剤層26を使用者の皮膚に適用できるようにする。各接着剤層24及び26は、溶剤系アクリル接着剤を含み、その中に少なくとも1種の超吸収ポリマーが分散している。接着剤層24の超吸収ポリマー含量は、該接着剤層の総質量に基づいて、約20質量%〜約80質量%の範囲であってよく、接着剤層26の超吸収ポリマー含量は、該接着剤層の総質量に基づいて、約20質量%〜約60質量%の範囲であってよい。各接着剤層の厚さは、接着剤の全厚が約80〜約400μmの範囲内、又は約150〜約300μmの範囲内であるように、約40〜約200μmの範囲であってよい。] [0015] 図3は、本発明のさらなる実施形態の皮膚接触接着品30の略断面図である。接着品30は、通気性裏張り層32、裏張り層に付着した第1接着剤層34、第1接着剤層に付着した第2接着剤層36及び第2接着剤層に付着した第3接着剤層37を含む。この接着品は、第3接着剤層に除去可能に付着した剥離ライナー38を含んでよい。各接着剤層34、36及び37は、溶剤系アクリル接着剤を含み、その中に少なくとも1種の超吸収ポリマーが分散している。接着剤層34及び36の超吸収ポリマー含量は、該接着剤層の総質量に基づいて、約20質量%〜約80質量%の範囲であってよく、接着剤層37の超吸収ポリマー含量は、該接着剤層の総質量に基づいて、約20質量%〜約60質量%の範囲であってよい。各接着剤層の厚さは約40〜約200μmの範囲であってよい。複数の接着剤層が、流体処理能力、水蒸気透過及び静的吸収について、より高い性能をもたらす。] [0016] 図4及び5は、2つの接着剤層の表面積が異なりうることを除き、図2に示した実施形態と同様の実施形態を示す。具体的には、図4の接着品40は、通気性裏張り層42、裏張り層に付着した第1接着剤層44、第1接着剤層に付着した第2接着剤層46及び第2接着剤層46に除去可能に付着した任意の剥離ライナー48を含む。各接着剤層44及び46は、溶剤系アクリル接着剤を含み、その中に少なくとも1種の超吸収ポリマーが分散している。接着剤層46の表面積は、接着剤層44の表面積より小さい。図5に示す別の実施形態では、接着品50は、通気性裏張り層52、裏張り層に付着した第1接着剤層54、第1接着剤層に付着した第2接着剤層56及び第2接着剤層56に除去可能に付着した任意の剥離ライナー58を含む。接着剤層54の表面積は、接着剤層56の表面積より小さい。] [0017] 流体吸収溶剤系アクリル接着剤を別の流体吸収接着剤層と組み合わせて、接着品の全体的な厚さを有意に増やさずに吸収特性が改良された接着品を形成することができる。例えば、流体吸収性溶剤系アクリル接着剤の薄層を、ゴム系親水コロイド含有接着剤層のような別の流体吸収接着剤層の相対的に厚い層と組み合わせて、該ゴム系接着剤の流体処理能力を高めることができる。 ゴム系接着剤の例として、直鎖状若しくは放射状のA-B-Aブロックコポリマー又はこれらのA-B-Aブロックコポリマーと単純なA-Bブロックコポリマーの混合物のような固体ゴムを含んでなる当該接着剤が挙げられる。しかし、A-B-Aブロックコポリマーに対するA-Bブロックコポリマーの比率は一般的に(総)ブロックコポリマーの85質量%を超えるべきでない。一実施形態では、この比率は、ブロックコポリマーの約35〜約85質量%の範囲であり、別の実施形態では、該比率は、ブロックコポリマーの約55〜約75質量%である。一実施形態では、より少ない量、例えばブロックコポリマーの10〜35質量%を使用する。これらのブロックコポリマーは、スチレン-ブタジエン、スチレン-イソプレン、及び水素化スチレン-ジエンコポリマー、例えばスチレンエチレン-ブチレン等に基づいてよい。好適なスチレン-ジエンコポリマーは、直鎖状スチレン-イソプレン-スチレントリブロックコポリマーと直鎖状スチレン-イソプレンジブロックコポリマーのブレンドによって例示される。このような物質は、KRATON(登録商標)D-1161 KとしてKraton Polymersから入手可能であり、約15%の結合スチレン含量と17%のジブロック含量を有する。第2例は、Shell ChemicalからKRATON(登録商標)D-1117として入手可能な直鎖状スチレン-イソプレン-スチレントリブロックコポリマーと直鎖状スチレン-イソプレンジブロックコポリマーのブレンドであり、約17%の結合スチレン含量と33%のジブロック含量を有する。] [0018] 適切な水素化スチレン-ジエンコポリマーの例は、スチレン及びエチレン-ブチレンを基礎とし、14質量%の結合スチレンを有するクリアな直鎖状トリブロック及びジブロックコポリマーのブレンドを含む熱可塑性エラストマーである。このような物質は、KRATON(登録商標)G-1657としてShell Chemical Companyから商業的に入手可能である。別の例は、Shell Chemical CompanyからのKRATON(登録商標)G-1652であり、スチレンとエチレン-ブチレン、S-E/B-Sを基礎とし、約30質量%の結合スチレン含量を有するクリアな直鎖状トリブロックコポリマーで構成される熱可塑性エラストマーである。化学的に飽和したブロックと化学的に不飽和なブロックの組合せが存在するポリマーも適している。例えば、スチレン/エチレン-ブチレン/スチレントリブロックコポリマーのゴム中間ブロック(midblock)に結合した2つのポリイソプレン鎖から成る分岐コポリマー。このような物質は、例えば、Shell Chemical Companyから入手可能であり、18質量%のスチレン含量、及び36質量%のイソプレン含量と46質量%のエチレン-ブチレン含量を有する。また、一般的にSBRゴムと称するブタジエンとスチレンの低スチレン合成コポリマーを固体ゴムとして使用することもできる。] [0019] 一実施形態では、液体ゴムを接着剤に添加して接着特性又は他の特性を調整又は制御することができる。本発明のこの実施形態で有用な液体ゴムとしては、合成液体イソプレンゴム、解重合天然ゴム、種々の官能基末端合成液体イソプレン-スチレンゴム及び液体イソプレンゴム、液体イソプレン-スチレンコポリマー、液体イソプレン-ブタジエンコポリマー、液体ブタジエン-スチレンコポリマー及びこれらの物質の水素化異形、例えば液体エチレン-プロピレン-スチレンが挙げられる。これらの液体ゴムは一般的に固体ゴムと適合性である。液体ゴムは典型的に25,000〜50,000の分子量、-50℃未満のガラス転移温度、及び38℃で50〜10,000Pasの粘度を有する。本発明の実施では、約13%のスチレン含量、約87%のイソプレン含量、約-60℃のガラス転移温度、50℃で約240Pasの溶融粘度を有し、かつShell Chemical CompanyからLIR310として入手可能なスチレンとイソプレンのブロックコポリマーが特に有用である。該接着性物質内では、一実施形態では、固体ゴム対液体ゴムの質量比が約100:1〜約1:2の範囲であり、所望度合の接着性及び粘着性を得るために変化する。一実施形態では、固体ゴム対液体ゴムの質量比が約50:1〜約5:1の範囲であり、別の実施形態では、約20:1〜約10:1の範囲である。] [0020] 任意に、ブチルゴム又は高分子量ポリイソブチレン等のエラストマーポリマーを接着剤中にブレンドしてもよい。任意のブチルゴムは、200,000〜600,000の粘度平均分子量範囲で使用され、グレードButyl 065又はButyl 077(両方ともExxon Chemicalから入手可能)で例示される。任意の高分子量ポリイソブチレンは、800,000〜2,500,000の粘度平均分子量範囲で使用され、Exxon Chemicalから入手可能なVISTANEX(登録商標)MMシリーズの製品で例示され、任意の高分子量ポリイソブチレンのためにはMM L-80グレードが好ましい。上述したようにブレンドされた任意の高分子量ゴムは、最終製剤の種々の特性を改変するのに適した量で添加され、接着性物質の総質量の0%〜約50%であってよく、一実施形態では、接着性物質の総質量の約0.5%〜約25%、一実施形態では、接着性物質の総質量の約5%〜約10%である。任意の低分子量ポリブテン及び/又は鉱物油を接着性物質の総質量の0%〜約20%の量で添加してよく、一実施形態では、接着性物質の総質量の約0.5%〜約10%、一実施形態では、接着性物質の総質量の約0.5%〜約5%である。] [0021] 図6は、本発明の一実施形態の異なる接着剤の複数層を有する皮膚接触接着品60の略断面図である。接着品60は、通気性裏張り層62、裏張り層に付着した第1接着剤層64を含み、第1接着剤層64は、溶剤系アクリル接着剤を含み、その中に少なくとも1種の超吸収ポリマーが分散している。接着剤層64の超吸収ポリマー含量は、接着剤層64の総質量に基づいて約20質量%〜約80質量%の範囲であってよい。第1接着剤層64の厚さは約60〜約200μmの範囲であってよい。第2接着剤層66が第1接着剤層64に付着している。接着剤層66は、別の吸収接着剤のより厚い層、例えば、ゴム系親水コロイド接着剤の200μm〜1000μmの層であってよい。接着品は、第2接着剤層66に除去可能に付着した任意の剥離ライナー68を含んでよい。使用前に、剥離ライナー68が存在する場合はそれを除去して、使用者の皮膚に接着剤層66を適用できるようにする。] [0022] 図7は、第1接着剤層の表面積が第2接着剤層の表面積より小さいことを除き、図6に示した実施形態と同様の実施形態を示す。具体的には、接着品70は、通気性裏張り層72、裏張り層に付着した第1接着剤層74を含み、第1接着剤層74は、溶剤系アクリル接着剤を含み、その中に少なくとも1種の超吸収ポリマーが分散している。第2接着剤層76が第1接着剤層74に付着している。接着剤層76は、別の吸収接着剤のより厚い層であってよい。任意の剥離ライナー78が第2接着剤層76に除去可能に付着している。第1接着剤層74の表面積は、第2接着剤層76の表面積より小さい。] [0023] 試験方法: 流体処理能力は、コンポジットが水分を吸収してそれを環境に蒸発させるという複合能力の尺度である。Paddingtonカップのサイズにカットしたサンプルを、ゴム輪を有する側でカップに積層することによって、この試験を行なう。円形封止リングをカップのサンプル上に置き、ネジを締め付ける。カップを秤量する(W1)。次にカップをひっくり返して20mlのNaCl溶液(脱イオン水中0.9%wt)で充填する。金属封止面をカップの上面に固定する。充填カップを秤量する(W2)。カップをサンプル側を下にして37℃のオーブンに24時間入れる。24時間後、カップをオーブンから取り出して30分間室温に冷ます。それからカップを秤量する(W3)。金属封止面を除去し、カップを空にする。カップを15分間組織上で放置してNaCl溶液を除去してから秤量する(W4)。試験条件は、23℃(±2°)及び50%(±2%)の相対湿度。水蒸気透過率(MVTR)は、(W2-W3)×1000に等しい。静的吸収は、(W4-W1)×1000に等しい。g/10cm2/24時間の流体処理能力(FHC)を以下のように決定する:FHC=(W2−W3)+(W4−W1)] [0024] 以下の非限定実施例を参照して本発明をさらに説明する。 実施例1〜4 単層感圧吸収接着剤 実施例1: 59質量部の溶剤系アクリル接着剤に、Duro-Tak 380-2819(National Starchから)を室温で40質量部のLuquasorb 1010及び1.0質量部のアルミニウムアセチルアセトナート(AAA)架橋剤を加える。接着剤を120μmの厚さで剥離ライナー上に塗って乾燥させた。25μmの厚さを有するポリウレタン膜裏張りを接着剤層上に積層した。下表1は、接着性コンポジットの流体処理能力(FHC)、静的吸収及び水蒸気透過率(MVTR)を示す。] [0025] 実施例2〜4: 実施例1と同様に、表1に示す組成を有する接着剤を調製する。全ての量は、質量%である。] [0026] 表1] [0027] 実施例5〜6 多層感圧吸収接着剤 実施例5: 58質量%のDuroTak 380-2819、40質量%のLuquasorb 1010及び2質量%のAAAで構成される流体吸収接着剤を調製し、150μmの厚さで25μm厚のポリウレタン膜上に塗った。150μmの厚さを有する第2接着剤層を第1接着剤層上に積層し、300μmの全厚を有する接着剤層を作製した。このコンポジットを25kGyで滅菌した。下表2は、親水コロイド接着剤の単層を有する構造(実施例5A)と比較した二層構造(実施例5B)のFHC、静的吸収及びMVTRを示す。] [0028] 表2] [0029] 実施例6: 6A:25μm厚のポリウレタン膜上にコートされた実施例5のアクリル親水コロイド接着剤の80μm厚の層上にゴム系親水コロイド接着剤の0.3mmの層を積層することによって、多層構造を調製した。ゴム系親水コロイド接着剤は、20質量%のポリイソプレン、40質量%のナトリウムカルボキシメチルセルロース及び2:8比の物理的に架橋した固体ゴム(SIS/SI)と適合性液体ゴム(SI)から形成された40質量%のゴム相を含有した。 6B:アクリル親水コロイド接着剤層の厚さが160μmであることを除き、実質的に実施例6Aに従って多層構造を調製した。 下表3は、ゴム系親水コロイド接着剤のみを有する構造(比較例)と比較した実施例6A及び6Bの構造のFHC、静的吸収及びMVTRを示す。] [0030] 表3] [0031] 表3の結果は、薄い超吸収性ポリマー含有接着剤層の添加すると、MVTRが有意に増加するので、厚さを有意に増やすことなく流体処理能力がずっと高くなることを実証する。] [0032] 皮膚接着: 試験すべき接着性コンポジットを20mm×7cmの条片にカットし、6名の各ヒトの前腕の内側部分に適用した。皮膚接着を定量するため、所定装着時間後、Instron接着試験機を300mm/分の速度で用いて90°の角度で各条片を取り外した。24時間の装着時間後(表4a)及び48時間の装着時間後(表4b)に各実施例の剥離力を測定した。 実施例Aは、67質量%のDuro-Tak 2819溶剤系アクリル接着剤、32質量%のLuquasorb 1010及び1質量%のAAAを含む接着剤の120μm厚の層が25μmのポリウレタン膜の裏張り上に塗られ、25kGyで滅菌されている。 実施例Bは、59質量%のDuro-Tak 2819溶剤系アクリル接着剤、40質量%のLuquasorb 1010及び1質量%のAAAを含む接着剤の120μm厚の層が25μmのポリウレタン膜上に塗られ、25kGyで滅菌されている。 比較例Cは、502g/m2/24時間のMVTR、900g/m2/24時間の静的吸収及び1402g/m2/24時間のFHCを有する市販の超薄(140μm)フィンガーラップである。] [0033] 表4a 24時間装着] [0034] 表4b 48時間装着] 実施例 [0035] 本発明をその種々の実施形態に関して説明したが、当然のことながら、本明細書を読めば当業者にはその種々の変形が明白であろう。ある物品の範囲内で本明細書に記載の物品の種々の実施形態の特徴を組み合わせうる。従って、当然のことながら、本明細書に記載の発明は、添付の特許請求の範囲に含まれるような変形を包含することを意図している。]
权利要求:
請求項1 接着性コンポジットであって、ポリマー裏張り層;(a)20〜80質量%の溶剤系アクリル感圧接着剤と、(b)20〜80質量%の少なくとも1種の超吸収性ポリマー又は親水コロイドとを含んでなる流体吸収接着剤層を含み、前記接着剤層の厚さが約40μm〜約300μmであり、かつ前記接着性コンポジット全体が少なくとも2000g/m2/24時間の流体処理能力及び少なくとも1100g/m2/24時間の水蒸気透過率を有する、接着性コンポジット。 請求項2 前記接着性コンポジット全体が、少なくとも2500g/m2/24時間の流体処理能力を有する、請求項1に記載の接着性コンポジット。 請求項3 前記接着性コンポジットが、少なくとも3500g/m2/24時間の流体処理能力を有する、請求項1に記載の接着性コンポジット。 請求項4 前記接着剤層の厚さが、約200μm未満である、請求項1に記載の接着性コンポジット。 請求項5 前記接着剤層が、さらに架橋剤を含む、請求項1に記載の接着性コンポジット。 請求項6 前記接着剤層が、親水コロイド及び超吸収性ポリマーを含む、請求項1に記載の接着性コンポジット。 請求項7 前記超吸収性ポリマーが、ナトリウムポリアクリラートを含む、請求項1に記載の接着性コンポジット。 請求項8 前記超吸収性ポリマー又は親水コロイドが、400μm未満、好ましくは150μm未満、さらに好ましくは100μm未満の平均粒径を有する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の接着性コンポジット。 請求項9 前記ポリマー裏張りが通気性である、請求項1に記載の接着性コンポジット。 請求項10 前記コンポジットの静的吸収が、約600g/m2/24時間より大きい、請求項1〜9のいずれか1項に記載の接着性コンポジット。 請求項11 接着性コンポジットであって、第1表面と第2表面を有するポリマー裏張り層;(a)溶剤系アクリル感圧接着剤と、(b)20〜80質量%の、150μm未満の平均粒径を有する少なくとも1種の超吸収性ポリマー又は親水コロイドとを含んでなる、第1表面と第2表面を有する第1流体吸収接着剤層(ここで、該接着剤層の厚さは約40μm〜約300μmであり、かつ前記第1接着剤層の前記第1表面が前記裏張り層の前記第2表面に付着している);ゴム系感圧接着剤を含んでなる、第1表面と第2皮膚接触表面を有する第2流体吸収接着剤層(ここで、該接着剤層の厚さは少なくとも200μmであり、かつ前記第2接着剤層の前記第1表面が前記第1接着剤層の前記第2表面に付着している)を含み、該接着性コンポジット全体が少なくとも4000g/m2/24時間の流体処理能力を有する、接着性コンポジット。 請求項12 前記第1接着剤層の厚さが、約200μm未満である、請求項11に記載の接着性コンポジット。 請求項13 前記第1接着剤層が、さらに架橋剤を含む、請求項11に記載の接着性コンポジット。 請求項14 前記第1接着剤層が、親水コロイド及び超吸収ポリマーを含む、請求項11に記載の接着性コンポジット。 請求項15 前記超吸収性ポリマーが、ナトリウムポリアクリラートを含む、請求項11に記載の接着性コンポジット。 請求項16 前記超吸収性ポリマー又は親水コロイドが、400μm未満、好ましくは150μm未満、さらに好ましくは100μm未満の平均粒径を有する、請求項11〜15のいずれか1項に記載の接着性コンポジット。 請求項17 前記ポリマー裏張りが通気性である、請求項11に記載の接着性コンポジット。 請求項18 前記コンポジットの静的吸収が、約600g/m2/24時間より大きい、請求項11〜15のいずれか1項に記載の接着性コンポジット。 請求項19 接着性コンポジットであって、ポリマー裏張り層、(a)20〜80質量%の溶剤系アクリル感圧接着剤と、(b)20〜80質量%の、少なくとも10%の架橋を有する少なくとも1種の超吸収性ポリマー又は親水コロイドとを含んでなる流体吸収接着剤層を含み、かつ前記超吸収性ポリマー又は親水コロイドが、約1μm〜約400μmの平均粒径を有する、接着性コンポジット。 請求項20 前記接着剤層の厚さが約40μm〜約300μmであり、かつ前記接着性コンポジット全体が少なくとも2000g/m2/24時間の流体処理能力及び少なくとも1100g/m2/24時間の水蒸気透過率を有する、請求項19に記載の接着性コンポジット。 請求項21 前記接着剤層の外面上に除去可能な剥離層をさらに含む、請求項1〜20のいずれか1項に記載の接着性コンポジット。 請求項22 前記接着剤層内にさらに接着制御剤を含む、請求項1〜21のいずれか1項に記載の接着性コンポジット。 請求項23 前記接着制御剤が液体ゴムである、請求項22に記載の接着性コンポジット。 請求項24 前記接着剤層内に医薬的に活性な薬剤をさらに含む、請求項1〜23のいずれか1項に記載の接着性コンポジット。
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